ももが大好き!! もも・モモ・桃っ!! もも栽培の四季

もも栽培の四季

ももの栽培はとにかく手間がかかります
生産農家の努力があって、私たちは美味しい桃をいただけるのです

もも栽培の春(3月〜5月)


  ももの芽が吹き始める時期を「発芽始期(はつがしき)」といいます。剪定後から発芽始期までの期間内に「芽出肥( めだしごえ )」を畑に与えます。ももでは1年間に3回の肥料を与えますが、その1回目が「芽出肥」です。芽出肥を施した後は必ず水を与えます。水を与えることを灌水(かんすい)といいます。

  ももの花が咲き始めるのが4月中旬頃。その前に不要な花の芽を落とします。この作業を「摘蕾(てきらい)」といいます。大きな果実を作るために実を間引く「摘果(てきか)」は有名ですが、ももの場合は花が咲く前の蕾の段階で間引き作業を行います。

  花が咲いた後で、摘蕾し忘れた枝の花を、今度は摘んで落としていきます。この作業を「摘花(てきばな)」といいます。満開のももの花を見ているようで、実はこれだけすでに間引かれているのです。

  桜の花が散る頃に桃の花が咲き始め、枝にはビー玉くらいの大きさのももが下向きになっています。ここでも「摘果(てきか)」を行い、さらに間引いていきます。一度に多くの実を間引いてはいけないのが鉄則で、2回に分けて摘果を行います。

もも栽培の夏(6月〜8月)


  草刈りは春から秋にかけて繰り返し行われます。これを怠ると木の根元へ害虫が発生し、木の中へ虫が入り込み、最悪の場合は木が枯れてしまう恐れがあるのです。常に木の根元は除草し、風通しを良くし、清潔にしておく必要があります。

  6月から7月上旬の期間は、桃の小さい実が急激に大きくなる時期です。この期間に適切な量の水が与えらえることがとても重要で、水を与えすぎても、少なすぎてもダメ。灌水はももの実の大きさと密接な関係があります。

  そして「袋掛け」をします。収穫を迎えるまでの間に害虫や病気から桃の実を守るためです。

 収穫前の仕上げは「水切り」です。7月に入ると水は一切与えません。水が与えられないことで、ももの木がストレスを感じ、ももの実が甘くなります。時期も時期、実は梅雨はももの大敵なんです。

  これだけの手間がかけられて美味しいももが収穫されるのです。


もも栽培の秋(9月〜11月)


 
 収穫を終えたももの木に元気を取り戻させるために、水と肥料を十分に与えます。「お礼肥」といい、感謝の気持ちを込めて、ももの木一本一本に肥料を与えるのです。

  来年に、ももの果実を付けれらそうな枝を残し、余分な枝を切り落とします。これを「秋期選定」といい、この時切り落とした枝には、害虫の卵や病気の菌が付着している可能性があるため、全て畑の外へ運び出し焼却します。

  養分を十分に蓄えたももの木は、霜が降りる時期を合図にいっせいに葉を落とし、来年の春まで長い眠りに入ります。この時期に 「土壌検査」を行い、来年のための「土作り」を行います。ももの木はすでに休眠状態になっており、根で栄養を吸収することは出来ません。そのため、ゆっくり土の中で分解し栄養分に変化する「有機肥料」を使用し、ももの木が休眠から覚めて新芽を出す頃に、分解された肥料が土の中で効き始める状態に整えておきます。

もも栽培の秋(12月〜2月)


  冬は「剪定(せんてい)」作業を行います。ももの木は冬季に葉が落ち、木自体が休眠する「落葉果樹」です。3月中旬頃にももの木は休眠から覚めて新芽が出始めるので、冬の剪定作業は必ず休眠中に済ませなければなりません。

  必要な枝と必要でない枝を見極め、必要のない枝を切り落としていきます。必要な枝とは、残して今度の夏にももをならせる枝。必要でない枝とは「日当たりを悪くする枝」「害虫や病気におかされた枯れ枝」です。

  切り落とした枝には、病気や害虫の卵などが付着した枝もあるのでそのまま放置することはしません。畑の外に運び出して処分しますが、状態の良い枝は温室に保管して花芽が出ると、花枝として販売します。

  1年間休むことのない、ももの畑。生産農家の皆さまの努力があって、私たちは美味しいももをいただくことができるのです。
 


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